GPUとCPUのバランス

今までGPUの性能を最大限に発揮させるにはCPUの性能が重要と言ってきましたが、具体的にCPUとGPUの組み合わせでどのくらい性能が変化するのかの目安を一覧にしてみました。

 

Intel 第9世代CoreシリーズCPU VS Turing

 

AMD 第3世代Ryzen CPU VS Turing

 

AMD 第2世代Ryzen CPU VS Turing

ソース:The Bottlenecker

注意:数字は%で、プラスの場合、その数字の分だけ性能が向上するわけではなく、どのくらいCPUの性能に余裕があるかの目安となります。

ゲームソフトによっても相性がありますので、必ずしも上の表のとおりにならない場合がありますので、あくまでも目安ということをお断りさせていただきます。

数字がマイナスの場合は本来持っているGPUの性能より低下します。

概ね-10%以上の組み合わせは好ましくありません。

好ましくない組み合わせに関しては赤字としています。

-10%から-5%までの場合はオレンジ色にしてあります。

表を見るとコア数やスレッド数が多いほどGPUの性能を引き出すのに有利であることが見て取れるのではないかと思います。

目安とは言ってもここまで具体的な数値にすると感覚がつかみやすいのではないでしょうか。

 

解説:

2019年現在のGPU性能はひと昔前ではミドルレンジ(Core i5)と言われた4コア4スレッドCPUではほとんどのGPUで満足に引き出すことが出来なくなっている。

CPUもAMDのRyzenによって8コア16スレッドが標準となった。

Core i3やRyzen5 3400Gなどの4コア4スレッドや4コア8スレッドCPUはGTX1650などの下位モデルと組み合わせて使うものと割り切った方がいいだろう。

RX590は最新のGPUと言ってもよいが、こちらもすでにひと昔前のGPUと言ってもよい性能しか持っていないことが表からうかがるのではないだろうか。

ここ数年で、CPUのマルチコア化とGPUの高性能化が進み、もはや2年前のCPU・GPUは一線級では通用しない性能になってしまっている。

 

旧版はこちら(第7世代・第8世代Core及び第1世代Ryzen VS Pascal)

 

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